冬を心地よく過ごすために その①(寒さ対策)
冬は、万物が静かに落ち着く「陰」の季節。
春に向けてエネルギーをしっかり蓄える時期でもあります。

※自宅近くから見える富士山🗻、これからの季節はキレイな富士山を眺めることができます。
頑張りすぎず、自分を大切に
ココロとカラダを整えるお手伝いをしています。
心・気・体、生きる力のサポーター
稲葉起久代です。🌱
これからの時期は
寒さで体力を消耗しやすく、
さまざまな不調が出やすい季節
だからこそ、
ゆっくりとカラダを休め、
“蓄える暮らし” を意識することをおススメします。
冬に起こりやすい不調
冬の冷えは、カラダの働きを低下させてしまうことがあります。
● 冷えによる症状
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かぜ
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関節の冷え・痛み
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手足の冷え
カラダの内側でも機能が低下しやすく、
下記のような症状が見られることもあります。
● 冬に多い内臓の不調
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胃腸:腹痛・下痢・食欲不振
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心:胸痛・動悸
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肺:息切れ・咳
そして、
東洋医学では冬は「腎(腎臓)」の季節とも言われています。
「腎」は生命エネルギーを蓄える場所。
「腎」の働きがしっかりしているほどカラダの根っこが安定し、
冬を元気に過ごす力につながるそうです。
ここから3回に分けて、
“寒さへの対策” と “腎をいたわる暮らし”について、
書いていこうと思います。
1. 寒さ対策(かぜ予防にも)
カラダを温めることが、この季節のかぜ対策の鍵になります✨
● 生活習慣でできる寒さ対策
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頭・首・背中・足の保温
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湯船につかる
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暖房を適切に使いながら、換気と水分補給を忘れずに!!
2. 風邪のタイプ別ケア(東洋医学より)
風邪は一見シンプルなように見えて、症状によってケア方法が変わります。
今回は東洋医学でみる「4タイプ」をご紹介します。
● 寒(かん)タイプ|悪寒・頭痛
体を温めることが最優先。
三白湯、ショウガ、三つ葉のスープがおすすめ。
● 熱(ねつ)タイプ|熱感・喉の痛み
うがい・手洗いをしっかり。
ごぼうのみそ汁、ミントティー、板藍茶、菊花茶などがGOOD✌
● 湿(しつ)タイプ|吐き気・下痢
生もの・脂っこい食事は控えめに。
おかゆで胃腸を休めつつ、八角・山椒・シソ・ショウガ・ニンニクで温めると良いです。
● 燥(そう)タイプ|咳
加湿がポイント。
蒸し梨、銀杏入り茶碗蒸し、百合根の味噌汁、杏仁豆腐、大根料理などで肺を潤してあげると良いです。
3、冬におすすめの食材
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三白湯(白菜・大根・ネギ)
身体を温め、胃腸にもやさしい一品です💕 -
ショウガ
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香草(三つ葉など)
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ニンニク
三白湯(さんはくとう)の基本レシピ
〜身体を内側から温める冬の養生スープ〜
材料(2〜3人分)
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白菜 …… 200g(ざく切り)
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大根 …… 150g(いちょう切り)
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長ねぎ … 1本(斜め切り)
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水 ………… 600〜700ml
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塩 ………… 小さじ1/3〜1/2
塩こうじなどでもGOODです。 -
しょうが(お好みで)… 少量(千切りorしぼり汁)
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みつば(お好みで)… 適量
作り方
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鍋に水を入れ、白菜・大根・長ねぎを加える。
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中火にかけ、沸騰したら弱火にしてコトコト煮る。
(目安:20〜30分、野菜がとろっとするまで) -
野菜の甘みが出てきたら、塩(塩こうじ)で味を整える。
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仕上げにお好みで、しょうがの千切りやみつばを加える。
ポイント
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本来の三白湯は「薄味・野菜の甘みを味わう」のが特徴。
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しょうがを入れると、身体の芯からポカポカ温まります。
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みつばを入れると香りが加わり、スッキリした味わいに。
こんなときにおすすめ
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冷えを感じるとき
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風邪のひきはじめ(寒タイプ)
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胃腸が疲れているとき
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夜に温まりたいとき

アレンジ
私はこのレシピに「春雨orくずきり」を加えたり、
「残った餃子の皮を揚げたもの」をトッピングとして使ったりします。
「春雨」は温まる感・ボリューム感が増しますし、
「餃子の皮の揚げたもの」はおしゃれ感、食感を楽しむことができます。
千切り生姜に、さらに生姜のしぼり汁をプラスすると、
カラダを芯から温めてくれますよ。
自宅で三白湯に使用する、
「塩こうじ」
味変に使った「海老醤」のほか、
めんつゆ・醤油こうじ・田楽みそ・粒マスタード・コチュジャンなど、
安心安全な材料を使って作る
手作り調味料のお教室も開催しています。
気になる方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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