死ぬまで元気でいてほしい

私のお父さんとお母さんは80歳を過ぎていますが、

基礎疾患もなく、とっても元気。

周囲の人たちからは、

「ご両親二人がそろって元気なのは奇跡」と言われるほどの、

健康自慢の二人です。

 

 

寒い時期に入り、

インフルエンザの流行や

新型コロナとの重複感染が懸念される中、

元気に過ごしてきた二人が

体調を崩してしまいました。

 

 

 

お医者様のアドバイスに耳を傾け、

これまでの経験をもとに、

自分にあった方法で養生をして、

ゆるゆると日々を過ごし、

すっかり元気になりました。

 

 

さすがー、健康骨太夫婦。

両親の健康に感謝です。

 

また、

高齢世帯の家庭に対しての

近隣のかかりつけ医からの毎朝の健康観察のための電話連絡や、

調剤薬局での薬剤師さんの両親に対する状況把握など、

周りのサポートにも感謝です。

 

 

でも、

でも、

でも・・・、

不調のピークと思われる当たりに、

毎朝の安否確認で受話器の向こうから聞こえる声は、

やっぱり、これまでと違うなー、と感じて

思わず、不安がよぎりました。

 

このまま、「フレイル」になってしまったら、どうしよう・・・。

 

※ フレイル

加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下した「虚弱」な状態を指し、
健康な状態と日常生活で介護が必要な状態の中間の状態を言う。

多くの方がフレイルを経て要介護状態に進むと考えられている。

 

 

 

毎朝の習慣になっていたウォーキング、

お友達とのカラオケ、

スーパーへの買い物、

大好きな畑仕事、

なんてことは無い日常のアレコレの全てが

高齢の両親にとっては、

健康寿命を維持するためには大切なものだったんだなー、と、感じました。

 

 

 

高齢の両親の体調不良から、

あらためて、

セルフケア、ホームケアは必要だと感じたし、

言うたら、

これらは、「歯磨き」と同列の価値観になればいいのにとも思うのです。

 

 

ともすると、

病気やケガの心配ばかりをしますが、

命を使い切るまで

「自立した生活」を送れるためのケアの知識と実践を、

みんなが、普通に身に着けたらいいのにな、と思ったし、

私自身も、

もう少し、両親に対して、

色々、働きかけてみようと思いました。

 

 

 

 

病気やケガの期間は、お医者様や病院が面倒を見てくれるけど、

それ以降はどうするの?

両親の療養中に、

フッと、不安が頭をよぎりました。

 

 

 

健康寿命と平均寿命という言葉を耳にしたことがあると思います。

健康寿命と平均寿命の年齢差は、

健康寿命の先に、病気や要介護などの不健康な期間があることを示しています。

 

このことは、私の両親のような高齢者にも言えることですが、

私たち自身の現実でもあるのです。
(私たち世代は、両親ほど長生きできないだろうけど・・・ぼそッ)

 

 

 

2023年は

自分でできるケア、

家族にできるケアをお伝えしたいなー。

そして、仲間を増やしたい。

 

わちゃわちゃと、楽しみながら、

「体調、良くなったよ」

「なんだか、元気になったー」

価値観やうれしいこと、楽しいことを共有して

時には辛いことや毒を吐きながら、

一緒に前に進む仲間が欲しい。です。

 

 

 

 

平均寿命:0歳の時点での平均余命
健康寿命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間

【日本人の平均寿命】

男性:81.41歳、女性:87.45歳

【日本人の健康寿命】

男性は72.68歳、女性は75.38歳

【日本人の健康寿命と平均寿命の差】

男性:8.73歳、女性:12.07歳

※ 参考資料:厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」